感性の分業

分かりやすく、個人的にもしっくりくる感性の定義がある。

 そもそも感性とはなんでしょうか?「感性が豊かである」とは、普通なら気づかずにやり過ごしてしまうようなものごとに留意し、それに自分なりの意味を見出す知力を有していることであると、私は考えています。

つまり、感性は着眼力と解釈力の二つから成るということです。「着眼点がよい」ということばがありますが、それは感性が優れていることの必要条件でしょう。

出所:「こつ」と「スランプ」の研究 身体知の認知科学 – 諏訪正樹

この定義の特筆すべきところは、感性を着眼力と解釈力の二つに分けているところである。

着眼力と解釈力の両方を一人の人間がになう必要はない。