年越しそば・うどん市場規模推計を実施(2023年)

一般社団法人 日本市場規模協会 市場規模総合研究所では、年越しそば・うどん市場の長期動向を俯瞰するため、総務省「家計調査」二人以上の世帯の「生うどん・そば」(*1)、「日本そば・うどん」(外食) への支出データをもとに市場規模を推計しました。

当推計では、12月における「生うどん・そば」、「日本そば・うどん」への1世帯当たりの日別の支出額から大晦日および大晦日前の突出部分の値を求め、これを年越しそば・うどんへの支出額と想定、これに世帯数(総務省「労働力調査」でみた、12月における二人以上の世帯数)を乗じることで市場規模を算出しています(*2)。

 

年越しそば・うどん市場規模推移

二人以上の世帯
(億円)
前年比
(%)
2000 53.36
2001 58.89 10.4
2002 60.97 3.5
2003 68.75 12.8
2004 69.24 0.7
2005 67.18 -3.0
2006 76.50 13.9
2007 65.68 -14.1
2008 73.91 12.5
2009 67.25 -9.0
2010 72.80 8.3
2011 66.70 -8.4
2012 73.22 9.8
2013 69.85 -4.6
2014 74.31 6.4
2015 77.36 4.1
2016 73.50 -5.0
2017 64.90 -11.7
2018 65.08 0.3
2019 71.35 9.6
2020 78.33 9.8
2021 75.18 -4.0
2022 75.20 0.0
2023 66.33 -11.8

 

*1)「生うどん・そば」には、玉うどん、玉そばのほか、きしめん、ほうとうが含まれます(冷凍・半生も含む)。 出所:統計局ホームページ 家計調査 収支項目分類

*2) 市場規模の算出にあたっては、データ工房 浅田昭司氏による 科学技術振興機構「情報管理 Vol. 54(2011) No. 9 統計情報活用への招待 第6回 家計の公的統計」の「3.1 クリスマスケーキの市場規模の推定」に記載された市場規模推定法をベースとして用いています。この記事を含む 連載記事:統計情報活用への招待 は各種統計情報を活用する上で大変有用です。