visualizing.infoでは、「年末年始の寿司」市場の長期動向を俯瞰するため、総務省「家計調査」二人以上の世帯の「すし(弁当)」(*1)、「すし(外食)」への支出データをもとに市場規模を推計しました。
当推計では、年末年始(12月〜翌年1月)における「すし(弁当)」、「すし(外食)」への二人以上の世帯全体でみた日別の支出額(*2)から大晦日、元日前後の突出部分の値を求め、これを「年末年始の寿司」への支出総額と想定、これを市場規模として算出しています(*3)。
年 (越年前12月の年) |
二人以上の世帯 (億円) |
前年比 (%) |
---|---|---|
2000 | 379.89 | |
2001 | 347.77 | -8.5 |
2002 | 396.35 | 14.0 |
2003 | 335.90 | -15.3 |
2004 | 340.63 | 1.4 |
2005 | 317.99 | -6.6 |
2006 | 416.31 | 30.9 |
2007 | 424.53 | 2.0 |
2008 | 388.02 | -8.6 |
2009 | 349.84 | -9.8 |
2010 | 376.42 | 7.6 |
2011 | 407.01 | 8.1 |
2012 | 373.01 | -8.4 |
2013 | 445.66 | 19.5 |
2014 | 438.45 | -1.6 |
2015 | 445.48 | 1.6 |
*1)「すし(弁当)」には、巻き寿司のほか、にぎり寿司、いなり寿司、ちらし寿司、折詰寿司が含まれます(ただし飲食店以外の持ち帰りのもの。冷凍は除く)。 出所:統計局ホームページ 家計調査 収支項目分類
*2) 1世帯当たりの日別の支出額に世帯数(総務省「労働力調査」でみた、該当月における二人以上の世帯数)を乗じることで算出しています。
*3) 市場規模の算出にあたっては、データ工房 浅田昭司氏による 科学技術振興機構「情報管理 Vol. 54(2011) No. 9 統計情報活用への招待 第6回 家計の公的統計」の「3.1 クリスマスケーキの市場規模の推定」に記載された市場規模推定法をベースとして用いています。この記事を含む 連載記事:統計情報活用への招待 は各種統計情報を活用する上で大変有用です。